五感で育つ、こどもたち
見る、聴く、触れる、嗅ぐ、味わう。
日々の生活で五感を意識すると
子どもの成長はぐんと広がります。
親子で触れ合いながら
その成長を感じられるような企画を考えました。
五感を使ってコミュニケーションを。
こどもフェスタ in とうかつ に参加したあと、
おうちに帰ってからすぐに実践できる「何か」が
あなたの中に残っていると嬉しいです。
ATデバイスの展示
重い障害や病気により、音声言語で伝達したり理解をすることが困難な子どもたちへ、パソコンやタブレット(iPad等)を使って、コミュニケーションや学習場面での支援を行なったり、ごく弱い発信力であっても、おもちゃや機器を操作できる方法を展示します。
言葉によるコミュニケーションが難しい方でも何らかの方法でコミュニケーションを図っているはず、「自分のおもい(意思)」があるはずです。それが「伝わる」ための支援を行う技術や機器です。
スヌーズレン
「スヌーズレン」とはオランダの小さな町の知的障害者の施設で始まったセラピーです。オランダ語の「スニッフレン」(クンクンにおいをかぐ)と「ドゥースレン」(ウトウトくつろぐ)から作られた造語だと言われています。どんなに重い障害をもった人でも自分のペースで楽しめる様、光、音、におい、振動、触覚、温度といった五感に働きかけるリラクゼーションです。
タッチセラピー
触覚は人間の皮膚の感覚機能の総称であり、親子が声かけをしながら触れ合うことにより、きずなを深める、スキンシップを図ることができるという効果が期待できます。
タッチセラピーは、こどもの意思を尊重し、語りかけながらこどもの素肌にふれる、なでる、マッサージすることをとおして、保護者の方とお子様が接触する喜び、安らぎや愛情を感じ、愛着形成が促進できると考えます。保護者の方とお子様の相互の接触の喜びを、楽しみながら感じてください。
胃ろうのレシピ
経管栄養は、必要な栄養を安全にかつ効果的に摂取する、生命維持のためには欠かせないケアのひとつです。栄養剤の活用をされている中で、「家族と同じものを食べさせてあげたい」「毎日、同じ味のものではなく、変化をつけたい」などの声も聞かれます。
経管栄養であっても、“食の広がり”をもてるような生活が出来るよう、経管栄養から入れられるような柔らかさに水分やとろみ剤で調整したミキサー食のレシピや様々な栄養剤の展示などを提供していきます。
かぞくの座談会
医療・福祉・介護の視点から語られることが多い、医療的ケア児や慢性疾病児。しかしその視点は一つの側面に過ぎません。
この企画は家族の座談会と称し、父・母・兄弟を登壇者に迎え、別の視点から当事者を捉えることのできる機会を提供します。
家族の視点から語られる話は、法や制度には変換することのできない、等身大の言葉となるでしょう。パターン化されていない、表現一つ一つに各々の感情が読み取れる言葉を届けます。
本人、きょうだいが目いっぱい
こどもフェスタinとうかつを楽しめるように、
遊び場も用意しています。
こどものあそび
遊びにきてくれたこども達が、心と身体を解放出来るように、ダイナミックに遊べるスペースや、じっくりと集中して遊べるスペース、家でも遊べる手作りおもちゃのスペースなどの場を提供します。
その中で五感を使って、色々な感触に触れたり、音を楽しんでもらったり、季節の匂いを感じてもらったりする体験を取り入れて、ゆっくりと1日みんなで遊びましょう!